シュツットガルト罪責宣言(読み)シュツットガルトざいせきせんげん(その他表記)Stuttgarter Schuldbekenntnis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シュツットガルト罪責宣言
シュツットガルトざいせきせんげん
Stuttgarter Schuldbekenntnis

1945年 10月 18~19日,西ドイツシュツットガルトで,T.ブルム主教を議長として開かれたドイツ福音主義教会 EKD (第2次世界大戦後結成されたドイツ・プロテスタント領邦諸教会の連合) の評議会において,当時結成中の世界教会協議会 WCC総幹事,アメリカ,フランス,オランダ,イギリス,スイスのプロテスタント教会代表などを前に EKDが行なった宣言。ナチス台頭に対するベルサイユ条約機構の責任を指摘しながらも,占領地でのドイツ軍の残虐行為,ドイツ,ポーランドにおけるユダヤ人大量虐殺を認め,これに対するドイツ・キリスト者の連帯責任とナチス政権下で信仰と祈りの足りなかったことを自己批判した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む