シュレースヴィヒ‐ホルシュタイン問題

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

シュレースヴィヒ‐ホルシュタイン問題(シュレースヴィヒ‐ホルシュタインもんだい)

1848年の反乱以来,同地方の帰属をめぐる問題デンマークは63年同地方を合併しようとしたため,プロイセンオーストリアはこれに抗議して64年出兵・占領し,同地方を両国の管理下に置いた。さらにビスマルクはプロイセン一国に併合しようとして,66年プロイセン‐オーストリア戦争を起こし,同地方をプロイセンの一州に編入した。1920年ヴェルサイユ条約によりシュレースヴィヒ北部がデンマークに帰属した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android