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シンクロ電機 シンクロでんき

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大辞林 第三版の解説

シンクロでんき【シンクロ電機】

機械的に連結できない二つの軸を、同期的に回転させる装置。指示シンクロと動力シンクロとに大別される。前者は、指示として送られる発信側の回転量に応じて受信側が回転するもの。後者は、離れた場所の二台の電動機を同速度で回転させるもの。セルシン。

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

シンクロでんき【シンクロ電機 synchro】

回転軸の角位置または運動を,計測または制御するために用いる多相構造の回転機の総称で,セルシン(商品名)とほぼ同義語である。シンクロは単独で角度の検出に用いることもあるが,一般には2個以上を電気的に連結したシンクロシステムとして用いられる。指示シンクロは角度の遠隔指示のために用いられるもので,2台のシンクロを図のように接続して用いる。両機は三相同期電動機と似た構造であるが,回転子巻線は単相交流電源に接続される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シンクロ電機
しんくろでんき
synchros

機械的に結合が困難な二つの軸を電気的に結ぶための複数の回転式変圧器。指示シンクロと動力シンクロがある。指示シンクロは、送信機と受信機とからなり、両者は同じ構造である。固定子側には三相巻線があり、送信機と受信機の三相巻線を電気的に結ぶ。回転子側には単相巻線があり、共通の単相電源に結んである。たとえば送信機は2階に、受信機は地階にあるような場合、送信側の回転子をθだけ回転させると、受信側の回転子もただちにθだけ回転するような動きをする。したがって、送信側から受信側へ命令を伝達するような使い方ができる。なお送・受信という呼び方はかりにつけたもので、先に受信側で回転子をある角度だけ回転させれば、送信側の回転子もただちにその角度だけ回転する。
 動力シンクロは、離れた所にある2台の電動機の速度を完全に合致するようにしたものである。なお、「セルシン」selsynはシンクロ電機の商品名である。
 エレクトロニクスの普及により、1980年代以降はシンクロは使われなくなり、ロータリーエンコーダーなどの回転センサーにより軸の回転を検出し、信号伝送により他方を制御する方式が用いられるようになった。これを同期制御という。[磯部直吉・森本雅之]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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