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スズカケソウ(鈴懸草) スズカケソウBotryopleuron villosulum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スズカケソウ(鈴懸草)
スズカケソウ
Botryopleuron villosulum

ゴマノハグサ科の多年草。江戸時代に園芸植物として栽培されていたが,現在ではあまり見かけない。岐阜県下に自生状態で発見されているが,本来の野生か否かは不明とされる。タケ林などの日陰に生える。茎はつる状で,長さ 2mに達する。茎の先端が土に接すると不定根を出し,栄養体生殖でふえる。葉は長卵形で鋸歯があり,葉と茎に密に褐色の軟毛がある。夏に,葉の脇に球形花序をなして濃紫色の小花を多数つける。果実は 蒴果となる。和名は球形の花序の連なった形を山伏の鈴懸に見立てたもの。同属近縁のトラノオスズカケ B. axillareは西日本の暖地に自生し,全体に毛がないことと,花穂が球形でなく長い点で区別される。

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