スネーフリート(その他表記)Hendrikus Josephus Franciscus Maria Sneevliet

改訂新版 世界大百科事典 「スネーフリート」の意味・わかりやすい解説

スネーフリート
Hendrikus Josephus Franciscus Maria Sneevliet
生没年:1883-1942

オランダの社会主義者。社会民主労働党員を経て1913年ジャワに渡る。スラバヤで商業新聞の編集に従事したのちスマランに移って〈社会主義伝道家〉として活動,14年に在住オランダ人と東インド社会民主同盟(インドネシア共産党の前身)を結成。当時インドネシアの民族運動の中心はイスラム同盟であったが,彼はセマウンら現地人活動家を使ってイスラム同盟内部で分派工作を行い,社会民主同盟の勢力を拡大してインドネシアにおける社会主義運動の基礎をつくった。18年植民地政庁に追放されたのちソ連に渡り,マーリンMaringの名でコミンテルン第2回大会に出席,植民地問題ではレーニンの片腕として民族ブルジョアジーとの提携を唱えた。22年中国に派遣され,インドネシアでの経験を生かして〈国共合作〉の実現に大きな役割を演じた。その後コミンテルンと対立,トロツキーの第四インターナショナルに加わった。42年オランダを占領したドイツ軍に銃殺された。
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