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スメルド smerd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スメルド
smerd

古代~中世のスラブ世界に広くみられる社会階層の名称。特に 11~12世紀のキエフ公国のスメルドが有名。奴隷とは異なるが,殺されたときなどの賠償金は自由民より低かった。初め,公 (クニャージ ) の支配を受け,納税と軍役の義務を負っていたが,のち個々の領主の支配下におかれた。 12~13世紀には農村住民一般をさす語としても使われ,旧来の意味を失っていく。しかし 14~15世紀のノブゴロドプスコフでは,移動の自由はないが,土地の処分権をもつ自営農民の呼び名となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のスメルドの言及

【ルスカヤ・プラウダ】より

…家畜などの財産侵害についても詳細に規定している。公,貴族,公の従臣などのほか,リュージlyudi(共同体員),スメルドsmerd(農民),ザークプzakup(債務奴隷的農民),ホロープ(奴隷)が登場してくる。この法典はその後のロシア,リトアニアにおける法典作成の典拠とされた。…

※「スメルド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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