化学辞典 第2版 「スルファフェナゾール」の解説
スルファフェナゾール
スルファフェナゾール
sulfaphenazole
4-amino-N-(1-phenyl-1H-pyrazol-5-yl)benzenesulfonamide.C15H14N4O2S(314.36).3-アミノ-2-フェニルピラゾリンをアセチルスルファニリルクロリドと反応させてつくる.微黄色の結晶性粉末.融点180~184 ℃.無臭でわずかに苦味をもつ.アセトンに易溶,メタノール,希塩酸,アルカリに可溶,エタノールに微溶,水に不溶.血中有効濃度の接続時間が長いので持続性サルファ剤とよばれる.髄膜炎,腎盂(じんう)炎に用いられる.LD50 4507 mg/kg(マウス,経口).[CAS 526-08-9]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報