ズルバン(その他表記)Zurvan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ズルバン」の意味・わかりやすい解説

ズルバン
Zurvan

古代イランの時の神。『アベスタ』その他の経典にみえ,ゾロアスター教の教義では,アフラ・マズダに従属する存在とみられているが,一部では古くから最高神として尊崇されていたらしい。5世紀の文献に記された神話では,オルマズド (アフラ・マズダ) と大悪魔アーリマンとの共通の父とされている。すなわち,世界の初めには,万物に先立ってズルバンだけが存在し,彼は世界を創造しその支配者となる息子を得るため,1000年間にわたり犠牲を捧げ続けた。これによって生れたのが,オルマズドとアーリマンで,2人は双子であったが,ズルバンが2人のうち先に彼の前に来たものを世界の支配者とする誓いを立てたことを知ったアーリマンは,胎を破って先に飛出した。ズルバンは,そこでしかたなく彼に 9000年間世界を支配することを認め,以後は永遠にオルマズドが王となることに決めたという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む