日本大百科全書(ニッポニカ) 「セッテンブリーニ」の意味・わかりやすい解説 セッテンブリーニせってんぶりーにLuigi Settembrini(1813―1877) イタリアの文学者、愛国者。ナポリ生まれ。第一次イタリア独立戦争の際の扇動者の1人として1849年に逮捕され、51年死刑の宣告を受けたが減刑され、10年間、国外追放となる。愛国主義精神と反教権主義の思想は、66年から72年にかけてナポリ大学で行った『イタリア文学講義』三巻を貫く基調であり、『回顧録』(1879、没後刊)には、リソルジメント(イタリア統一運動)期を苦汁に満ちて生き抜いた知識人の姿が浮き彫りにされている。[鷲平京子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セッテンブリーニ」の意味・わかりやすい解説 セッテンブリーニSettembrini, Luigi [生]1813. ナポリ[没]1877. ナポリイタリアの批評家,文学史家。リソルジメント (国家統一運動) に加わり,逮捕され,1851年2月に死刑を宣告された。統一後,出獄し,ナポリ大学教授,上院議員。主著『イタリア文学講話』 Lezioni di letteratura italiana (3巻,1872) ,『わが生涯の思い出』 Ricordanze della mia vita (79) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by