文学者(読み)ぶんがくしゃ

精選版 日本国語大辞典 「文学者」の意味・読み・例文・類語

ぶんがく‐しゃ【文学者】

〘名〙
学芸学問に知識、能力を認められて仕える人。学芸・学問の顧問・相談役となる人。
集義和書(1676頃)一〇「公家には筋なくてはかなふまじければ、文学者右筆か、又は武家にても、武芸のいらざる奉公もあれば、其中を撰ぶか」
漢学国学の研究者。また、一般に文学の研究者。学者。
※随筆・文会雑記(1782)附録「点発の事、文学者第一の要務なれども」
③ 文学作品を創作する人。特に、作家小説家
※文学者となる法(1894)〈内田魯庵緒言「小説家即ち今の所謂文学者(ブンガクシャ)のチヤホヤせらるるは」

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デジタル大辞泉 「文学者」の意味・読み・例文・類語

ぶんがく‐しゃ【文学者】

文学作品を作る人。作家・詩人など。
文学を研究する人。
[補説]書名別項。→文学者
[類語]作家小説家文士文豪文人文芸家随筆家評論家批評家エッセイスト

ぶんがくしゃ【文学者】[書名]

文芸同人誌。昭和25年(1950)、丹羽文雄私費を投じて創刊主宰。同人に、瀬戸内寂聴津村節子新田次郎吉村昭ら。昭和30年(1955)休刊、1950年代末から1960年代末にかけて再刊

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