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セネシャル sénéchal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セネシャル
sénéchal

中世フランスの役人の呼称。宿老,長老の意。カロリング朝時代,王の食膳と下僕の統率に責任をもつ内官の長であった。カペー朝初期,役人の長官となって裁判を担当するようになった。 13世紀フランス南・西部で王領に併合された領地にこの名の役人が派遣されて支配にあたり,北・東部のバイイに対応する官職となった。封建諸侯も同名の役人をおくことが多かった。

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世界大百科事典内のセネシャルの言及

【フィリップ[2世]】より

…内政面では,プランタジネット家やフランドル伯の支配下にあるコミューンを積極的に認可するなど,都市との結びつきを強め,定期金知行(フィエフ・ラントfief‐rente)の政策によって新たな封臣を獲得し,封建軍隊から傭兵軍隊への移行を準備した。王領管理のための行政組織として,有給官僚のバイイbailli(南西部ではセネシャルsénéchal)を新設,これを従来の世襲職たるプレボprévôt(奉行)の上位におき,最終審裁判権者として裁判の審級制を開始し,プレボの独立性を打破した。カペー家の封建王政は,彼の治世に飛躍的に発展したのである。…

※「セネシャル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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