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セントパウロ地下墓地 セントパウロちかぼち

世界の観光地名がわかる事典の解説

セントパウロちかぼち【セントパウロ地下墓地】

マルタ島中央部、城塞都市イムディナの城壁のすぐ外、ラバト(Rabat)の聖パウロ教会(正式名称は「聖パウロ聖堂付属参事会教会」)のすぐ近くにある、ローマ帝国時代のカタコンベ地下墓地)。首都バレッタからイムディナのバスターミナルまではバスで約20分ほどかかる。そこから徒歩6~7分の場所にある。マルタがローマ帝国の支配を受けていた時代、マルタの首都はイムディナに置かれていた。このカタコンベは、西暦4世紀ごろまで墓地として使われていたもので、22万2000m2の面積に1000ほどの墓地があり、マルタ島のカタコンベとしては最大規模である。こうした埋葬形態がとられたのは、ローマ法が町の中への死者の埋葬を禁じていたためである。中央にホールがあり、そこからいくつもの通路が墓地に通じているといった構造や、会葬者が死者との告別の食事をともにするために岩を削ってつくったアガペーの食卓が並んでいることなど、地下墓地の形態はマルタ島独特のものである。地下墓地内には、ローマ後期や初期中世の時代の壁画もわずかながら残っていて、当時の絵画が現存する唯一の場所としても注目されている。ラバトには聖アガサ教会のそばにもう一つのカタコンベがある。なお、「聖パウロの洞窟」は地下墓地とは別の観光スポットである。

出典|講談社世界の観光地名がわかる事典について | 情報

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