日本大百科全書(ニッポニカ) 「セントルイス・ブルース」の意味・わかりやすい解説 セントルイス・ブルースせんとるいすぶるーすSt. Louis Blues アメリカの大衆歌曲。作詞・作曲は黒人のウィリアム・ハンディで、1914年出版。ハンディは「ブルースの父」とよばれ、ほかに『メンフィス・ブルース』などの作品があるが、この曲は放浪中のセントルイスでの思い出によってつくられたといわれる。歌詞は、ダイヤの指輪をした女の心は深い海底の岩のようで、追って行けないが、それでも彼女を死ぬまで愛する――という内容で、ブルース特有のものういムードが全編を流れる。曲としては、八小節のタンゴ・リズムの中間部をもつ点が特徴である。[青木 啓] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「セントルイス・ブルース」の解説 セント・ルイス・ブルース ジャズのスタンダード曲。作詞・曲:ウィリアム・クリストファー・ハンディ。原題《St. Louis Blues》。1914年の作品。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報