ソン・のがれる・したがう・ゆずる(漢字)

普及版 字通 の解説


常用漢字 14画

(異体字)
13画

[字音] ソン
[字訓] のがれる・したがう・ゆずる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は孫(そん)。〔説文〕二下に「(のが)るるなり」とあり、〔爾雅、釈言〕に「遯(のが)るるなり」とみえる。古くは逃の意に孫を用い、〔春秋経、荘元年〕「夫人、齊に孫(のが)る」のようにいう。逃の意より、順の意となった。

[訓義]
1. のがれる、さる。
2. したがう。
3. ゆずる、へりくだる。

[古辞書の訓]
名義抄 シタガフ・ウヤマフ・ノガル・サルニグ・トホシ・ユヅル/ イナビマウス 〔立〕 ノガル・シタガフ・サル・ヨヂハシル・ナル・シリゾキ・ツツシム・トホシ・ユヅル

[語系]
・損sunは同声。声義に通ずるところがある。

[熟語]
退
[下接語]
・敬・謙・言・辞・多・陳・不・廉

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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