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タガザ Taghaza

世界大百科事典 第2版の解説

タガザ【Taghaza】

北アフリカのサハラ砂漠西部,現在のマリ共和国北端にかつてあった岩塩の産地。おそらく8世紀のガーナ王国の時代からマリ帝国,ソンガイ帝国の時代まで,600年余りにわたって,これら西サハラ南縁に栄えた黒人帝国に岩塩を供給し,塩と黒人の国の金との交易によってそれらの帝国に繁栄をもたらした。1352年にこの塩の町を訪れたアラブの旅行家イブン・バットゥータは10日ほど滞在して見聞記を残している。当時タガザには2km四方くらいの岩塩の層があり,1000~2000人の住民がいたらしい。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のタガザの言及

【サハラ砂漠】より

…8~11世紀のおもな交易路は砂漠の距離の比較的短いサハラの西端を通っていて,モロッコとガーナ王国(いまのモーリタニア南東部が中心)を結んでいた。北からは,ウマ,装身具,衣類,そしてとくにサハラ北部(イジル,タガザなど)の岩塩がもたらされ,南の黒人の国からは金,奴隷,象牙,香辛料などが運ばれていった。11世紀のアラブの地誌家バクリーの記述にも,ガーナで塩と金の交易に王が課税していたことが述べられている。…

※「タガザ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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