タロース

化学辞典 第2版 「タロース」の解説

タロース
タロース
talose

C6H12O6(180.16).アルドヘキソースの一種.D-タロースは抗生物質ハイグロマイシンBの構成成分として存在する.化学的には,D-ガラクタール([別用語参照]グリカール)の過安息香酸酸化により得られる.水中での組成は,α-ピラノース42%,β-ピラノース29%,α-フラノース16%,β-フラノース13%,直鎖アルデヒド0.03% となる.α形の融点133~134 ℃.+68→+21°(水).β形の融点120~121 ℃.+13→+21°(水).L-タロースは,L-ガラクトン酸をエピマー化によりL-タロン酸とし,そのラクトンを還元すると得られる.[CAS 30077-17-9][CAS 23567-25-1:L-タロース]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android