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タンジョール(英語表記)Thanjāvūr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タンジョール
Thanjāvūr

インド南部,タミルナードゥ州中東部の都市。タンジョール県の行政庁所在地。ティルチラーパリ東方約 50km,カウベリ川デルタ南西部に位置。チョーラ朝初期,ラージャラージャ1世 (在位 985~1014頃) 時代の首都で,1009年頃完成したブリハディスバラ寺 (シバ大寺院) はドラビダ型建築の代表とされ,1987年世界遺産の文化遺産に登録。 13世紀以降ホイサラ朝などの支配下におかれ衰退したが,16世紀中期にナーヤク朝の首都となり,1855年にイギリス領とされるまで繁栄。周辺はよく灌漑され,米,サトウキビ,ナンキンマメなどの集散,加工地。綿織物,真鍮細工のほかビーナーと呼ばれる弦楽器を製造。ナーヤク朝時代の王城はよく保存され,美術館,図書館,芸術大学などがある。人口 20万 216 (1991) 。

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世界大百科事典内のタンジョールの言及

【カーベーリ[川]】より

…マイソール市西方の西ガーツ山脈中に発し,デカン高原最南部を占める標高700~800mのマイソール高原上を東流,東ガーツ山脈にカーベーリ滝をはじめ数多くの滝や急流をつくり深い峡谷をなして貫流した後,タミル・ナードゥ州サーレム(セーラム)付近でしばらく南流,下流部ではふたたび東流して広い河谷平野と三角州をつくり,最後はベンガル湾に注ぐ。南西モンスーンが上流山地にもたらす多量の降雨によってカーベーリ川の流量は比較的豊富であり,三角州地帯のタンジャーブール(タンジョール)付近では2世紀から用水路灌漑が行われていた。灌漑・発電用の大規模なダムも独立前すでにタミル・ナードゥ州のメートゥール(1934完成),カルナータカ州のクリシュナラージャ・サーガラ(1930完成)に建設されており,それぞれ地域発展の契機となった。…

【タンジャーブール】より

…インド南部,タミル・ナードゥ州中東部の古都。旧名タンジョールTanjore。人口20万2000(1991)。…

※「タンジョール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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