タンポナーデ(読み)たんぽなーで

家庭医学館 「タンポナーデ」の解説

たんぽなーで【タンポナーデ】

「タンポン」というと女性の生理用品として聞き慣れていますが、医学上は、止血などの圧迫を目的として人の体腔(たいくう)に差し込む綿、湿布(しっぷ)などのことをタンポンと呼んでいます。また、タンポナーデというのは「タンポンをする」ことをさすことばです。
 心臓とそれを包む心膜(しんまく)の間にある心膜腔(しんまくくう)になんらかの原因で液体がたまると、ちょうど心臓のまわりに詰め物(タンポン)をされたようになり、心臓の動きがさまたげられます。そのことから、心タンポナーデと名づけられました。
 心臓が外から圧迫される状態になるため、心臓が十分に広がらず、壊れたポンプのようになってしまい、血液を全身に送ることができなくなるわけです。
 原因としては、悪性腫瘍(あくせいしゅよう)の心膜への転移がもっとも多く、ついで炎症、心筋梗塞(しんきんこうそく)、腎不全(じんふぜん)などがあげられます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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