最新 地学事典 「ダイアステム」の解説
ダイアステム
diastem
地層の重なりにおける堆積のわずかな休止。堆積間隙とも。堆積の単なる停止を意味すると古典的に定義(J.Barrell, 1917)。一連の層を構成する単層の累重過程にも時間の間隙は数多く存在する。すなわち堆積盆地が,沈降の一時的・部分的停止が生じた場合や,堆積物供給が間欠的であった場合,堆積の中断や部分的侵食が行われる。実際の堆積作用は不連続かつ短時間に行われ,中断・侵食の時間のほうがはるかに長い。その認定は困難な場合が多く,化石帯の欠如により認められることが多い。一般にパラコンフォーミティよりも小さい間隙に用いる。ノンシーケンス(non-sequence)は,ダイアステムと同じ意味で,英国でよく使われる。
執筆者:松井 愈・公文 富士夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

