ダウリー

百科事典マイペディアの解説

ダウリー

ヒンドゥー教徒の婚姻において,女性側から男性側に贈与される財・持参財。バルナカーストの婚姻規制によって限られた範囲の中から,より社会・経済的地位が上位とされる家の男子との婚姻を目的として贈与が行われる。もとは北インドの上層家庭の習慣だが,近年は中・下層民へも普及し,贈与財の巨額化が著しい。人口増加が進む現代インドでは,女性にとって配偶者選択が難しいという状況がダウリー活発化の背景にある。ダウリーの再取得を目的とする男性側による花嫁殺人も多く,社会問題となっている。法律ではダウリーの授受は禁止されている。
→関連項目花嫁代償

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

余震

初めの大きい地震に引き続いて,その震源周辺に起こる規模の小さい地震の総称。大きい地震ほど余震の回数が多く,余震の起こる地域も広い。余震域の長径の長さは,地震断層の長さにほぼ対応している。マグニチュード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android