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ダラム大聖堂 ダラムだいせいどうDurham Cathedral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダラム大聖堂
ダラムだいせいどう
Durham Cathedral

イギリス北部のダラムにある大聖堂。イギリスの代表的アングロノルマン様式の建築。 1093年起工,完成は 1133年頃。その様式はアングロ・サクソンの伝統にノルマン様式を混合したもので,木造屋根に代わってすでにリブ・ボールト (肋骨穹窿) が用いられている。重厚な柱や壁ならびにノルマン的幾何学文様に特色がある。 13~15世紀に増改築されたため,外観はゴシック風である。 1986年世界遺産の文化遺産に登録。

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デジタル大辞泉の解説

ダラム‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【ダラム大聖堂】

Durham Cathedral》英国イングランド北部、ダラム州の都市ダラムにある大聖堂。10世紀末、聖カスバートの遺品安置のため創設された教会に起源する。後期ノルマン様式の傑作として知られる大聖堂は11世紀から12世紀にかけて建造。1986年、隣接して建てられているダラム城とともに「ダラム城と大聖堂」として世界遺産(文化遺産)に登録された。ダーラム大聖堂

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世界大百科事典内のダラム大聖堂の言及

【イギリス美術】より

…ただしこれは,実際には,フランスのロマネスク様式を移入したものであった。これに対し1093年に着手されたダラム大聖堂はリブ・ボールトを採用した建築,言い換えればゴシックの名に値する建築としては,イギリスのみならずヨーロッパでも最初の例とされる。しかしその後のゴシック建築の展開はフランスが主導権を握り,12世紀末にはフランスの工匠ギヨーム・ド・サンスGuillaume de Sensが渡英してカンタベリー大聖堂の新築の指導に当たり,イル・ド・フランスを中心に発達したフランスのゴシック様式を伝えた。…

【ゴシック美術】より

…西ヨーロッパ中世後半におこなわれた美術。ロマネスク美術につぎ,その発展の結果として生まれ,12世紀中期から準備期に入り,13世紀にフランス,イギリスにおいて明確な様式として成立し,さらに西ヨーロッパ全土に波及し,つづく2世紀間に発展・変化して,15世紀初めからイタリアで形成されるルネサンス美術が代表する近世美術にとって代わられるまで存続した。ゴシックGothicの名称は,バザーリらルネサンスのイタリア人が中世建築を粗野な蛮族ゴート人Gothのもたらしたものとして非難したことに由来するが,19世紀以来,西ヨーロッパ中世美術の一様式をさす美術史上の用語として適用されるにいたった。…

【ダラム】より

…また,1832年にはダラム大学が設立された。【青山 吉信】
[大聖堂]
 ダラム大聖堂はノルマン・ロマネスク様式による。正称はキリスト・聖母大聖堂Cathedral of Christ and Our Lady。…

※「ダラム大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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