チチンガー(読み)ちちんがー

日本歴史地名大系 「チチンガー」の解説

チチンガー
ちちんがー

西原にしばる集落の北東端、標高一五〇メートル前後の台地にある井泉。台地には大里おおざとグスクがあり、グスク内にはチチンガー、スクナシガー、スクヤマヌウカーの三つの井泉がある。チチンガーが最も造りが精巧である。道路脇にあり円形状の精巧な石積みで、道路面から約八メートル降りる降り井である。井泉のある台地は地質的には難透水性の泥岩基盤をなし、その上を透水性の大きな琉球石灰岩が覆っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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