大里グスク
おおざとぐすく
[現在地名]大里村大里
島添大里城ともよばれる。西原集落の北東側に位置する標高約一五〇メートルの琉球石灰岩丘陵上に形成され、三方を断崖に囲まれる。古くから重要な港として知られる馬天港(現佐敷町)までは直線距離にして一・五キロ。沖縄戦中は日本軍の陣地として、戦後は採石や公園化工事によって大きな改変を受けた。島添大里按司の居城と伝えられ、按司下之世之主は南方二キロに位置する大城グスクの按司と争い、勝利したといわれる(麻姓田名家家譜)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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