ティメルマンス(読み)てぃめるまんす(英語表記)Felix Timmermans

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ティメルマンス
てぃめるまんす
Felix Timmermans
(1886―1947)

ベルギー、フランドルの小説家、画家。行商をしながら独学し、小説と絵をかき始める。処女作の小説『死の薄暗がり』(1910)は陰鬱(いんうつ)な作品であるが、第二作の『パリーテル氏』(1916)は人生を謳歌(おうか)した痛快な作品で、フランドルの片田舎(いなか)を巧妙に描き出した。ほかに、中世的雰囲気のなかに敬虔(けいけん)な情景を展開する『フランドルの小キリスト』(1917)、精神の葛藤(かっとう)を描いた『富める村の神父』(1924)、楽観論者の「パリーテル氏」とは正反対の悲観的な人生を描く『農夫の聖歌』(1935)や詩、童話がある。[近藤紀子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ラグビーワールドカップ2019日本大会

2019年9月20日から11月2日まで、日本で行われる15人制ラグビーの世界大会。ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビー(World Rugby)が主催し、ナショナルチームの世界一を決定...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ティメルマンスの関連情報