テネンティズモ(英語表記)Tenentismo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テネンティズモ
Tenentismo

1920年代ブラジルの革新的な青年将校「テネンテ」 Tenente (尉官) グループによって起された運動。ブラジル近代化の口火となった。 1922年のコパカバーナ要塞での蜂起,24年のサンパウロでの革命,25~27年青年将校 L.C.プレステスらの「長征」など 20年代を通じて活動。青年将校たちの多くは,現代ブラジルの出発点とされる 30年の G.D.バルガスの革命に参加し,バルガス政権による近代化政策に協力し,コーヒー生産者に支配された旧共和制 (1889~1930) をゆるがすうえで決定的な役割を果した。

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世界大百科事典 第2版の解説

テネンティズモ【tenentismo】

ブラジルの下級将校たち(テネンテスtenentes)の改革運動。第1次大戦後台頭した中間層の利益代表として,テネンテスは寡頭支配体制と対軍部政策への不満から1922年に軍事反乱を起こした。軍事反乱を社会革命に転化させようとしたL.C.プレステスの指揮下,反乱軍は全国2600kmを行軍し,運動を全国に拡大した。民族主義的姿勢を強めたテネンテスは資源の国有化,大土地所有制の廃止,中間層の政治参加を主張し,強力な政府の樹立を求めてバルガスに接近した。

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