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デハビランド・コメット De Havilland Comet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デハビランド・コメット
De Havilland Comet

世界最初の実用ジェット旅客機。 1952年5月ロンドン-ヨハネスブルク間に就航し,乗客 36人乗り,時速 790km,航続距離 3200kmで2年近く,快速かつ快適な定期運航を続けた。ところが 1954年,連続2度の空中分解事故が発生,全機飛行停止となった。大がかりな調査と実験が行なわれた結果,機内に与圧をかけながら高度1万mまでの上昇と下降を繰り返すことによる金属疲労から胴体が裂けたものと判明した。その後,徹底的な改良を加えるとともに,胴体を伸ばして客席数を 60~81席としたコメット4に生まれ変わった。初飛行は 1958年4月。英国海外航空 BOACが世界最初の大西洋横断ジェット便としてロンドン-ニューヨーク線に就航させたのは,1958年 10月であった。コメットの疲労破壊の教訓は,その後のボーイング機などすべてのジェット旅客機にいかされている。当初のコメット1型は,エンジンがデハビランド・ゴースト 50 (推力 2270kg) 4。全長 28.35m,全幅 35.05m,総重量4万 7627kg,巡航速度時速 740km,航続距離 2940~6200km,乗員4,乗客 36。生産数は 112機。

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