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デ・モンペル Joos de Momper

世界大百科事典 第2版の解説

デ・モンペル【Joos de Momper】

1564‐1635
フランドルの風景画家。祖父,父も画家。1581年生地アントウェルペンで自由親方になった後,おそらくイタリアに旅行。しかし生涯の大半は,生地で伝統的な手法により,幻想的で雄大なアルプスを背景としたフランドルの平坦な草原や河口風景を描く。初期はブリューゲルやエルスハイマーの影響をうけたが,しだいに17世紀オランダのより自然主義的な風景表現に向かう。1980年,ウィーン美術史美術館で長年ブリューゲルに帰属されていた《海上の暴風雨》がデ・モンペルの作品と断定されて以来,近年ブリューゲルとの関係がとくに脚光を浴びている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のデ・モンペルの言及

【フランドル美術】より

…ブリューゲルに由来する農民風俗画を軽快な筆触を生かした絵画的手法で描いたA.ブラウエルは,両地域で活動して多くの追随者をもったし,フランドルにも個人の住宅を飾る小絵画の分野別専門画家がいた。J.デ・モンペルは山岳風景,ヤン・ブリューゲルは村落風景を描き,後者は繊細な花の静物画によっても名高い。遠近法を強調した16世紀の空想的建築画はネーフスPieter Neefs(1578ころ‐1656か61)らの教会室内画に継承される。…

※「デ・モンペル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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