トケパラ銅山(読み)トケパラドウザン

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トケパラ銅山」の意味・わかりやすい解説

トケパラ銅山
とけぱらどうざん
Toquepala

ペルー南部、タクナ県の典型的な斑(はん)岩銅鉱床。高度3200メートル以上に位置し、1960年に開山された。埋蔵量は銅品位0.9%の硫化銅鉱が約2.7億トン、その他の低品位鉱が2.7億トン。大規模な露天採鉱で日産4.4万トンを産し、これを品位25%以上の精鉱として太平洋岸のイロ製錬所に送っている。付近一帯は大規模な産銅地帯で、1976年には近くでカホネ銅山も開山された。

[房村信雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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