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(読み)ショウ

デジタル大辞泉の解説

しょう【升】

尺貫法の容量の単位。1升は1斗の10分の1。1合の10倍。約1.8リットル。「一瓶」

しょう【升】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショウ(呉)(漢) [訓]ます のぼる
〈ショウ〉
容量の単位。10合。「一升
のぼる。「升堂」
穀物が実る。転じて、世の中がよく治まる。「升平
[補説]23は「」と通用する。
〈ます〉「升酒升目
[補説]「枡(ます)」は国字。
[名のり]たか・のり・みのる・ゆき

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百科事典マイペディアの解説

升【しょう】

尺貫法体積の基本単位。1升=64.827立方分(4.9寸×4.9寸×2.7寸)=74/113立方dm≒1.804l。640年唐制に基づき大升(現在の約0.65升)を定め,701年に大宝令で確定。律令制の崩壊後混乱したが,1669年京枡(きょうます)に統一されてほぼ現在の量にきまり,1891年度量衡法で正式に決定。
→関連項目升/枡

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世界大百科事典 第2版の解説

しょう【升】

尺貫法における容量の単位。1669年(寛文9)に京都と江戸の枡(ます)を京枡に統一して,1升枡の大きさを広さ4寸9分平方,深さ2寸7分,すなわち6万4827立方分とした。1891年の度量衡法においてもこれを採用し,また尺を10/33mとしたため,約1.8039dm3すなわち約1.8lであり,分量単位は1/10升の合,1/10合の勺,倍量単位は10升の斗,10斗の石(こく)である。【三宅 史】

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大辞林 第三版の解説

しょう【升】

尺貫法の体積の単位。合の10倍。斗の10分の1。時代によって量が異なる。1891年(明治24)、一升を約1.8039リットルと定めた。

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単位名がわかる辞典の解説

しょう【升】

体積の単位。1合の10倍。約1.8ℓ。古代中国から使われ、日本では8世紀初めから用いられた。1959年(昭和34)の計量法改正により、商取引では使用が禁止された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


しょう

尺貫法の体積の単位。斗(と)の10分の1、合の10倍で、1.80391リットルにあたる。起源は古代中国の周代に始まるが、大きさは2000年の間に10倍にもなった。現在の日本の1升は江戸時代の初期に定まった。曲尺(かねじゃく)で四方が4寸9分、深さが2寸7分、体積が6万4827(六四八二七、いわゆる「むしやふな」)立方分である。升は柄(え)のついた柄杓(ひしゃく)からきた象形文字なので、起源の大きさはわからない。現存している中国漢代の度量衡の標準器「新嘉量(しんかりょう)」から当時の1升を求めると、いまの約1合1勺で、約10分の1に相当する。当時の1斗はいまの1升1合であるから、「斗酒なお辞せず」という句は誇張した表現ではない。このように体積の単位が時代によって増大する理由は、枡(ます)が徴税の道具として使われ増収を図るためと、三次元の量であるため視覚による判断が困難であることによる。日本が大宝律令(たいほうりつりょう)(701)で唐の制を採用したときの1升は、今日の4合あるいは6合とされているが、豊臣(とよとみ)秀吉が定めた京枡は四方が5寸、深さが2寸5分とほぼ2倍になっている。江戸時代初期には現在の寸法とされ、5合以上の穀用枡に口縁の対角線に沿って弦鉄(げんてつ)がつけられた。1959年(昭和34)のメートル法に統一されたあとは、取引上の使用はできないことになっている。[小泉袈裟勝]

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世界大百科事典内のの言及

【体積計】より

…容積計ともいう。これらの物質の商取引に使われることが多いので計量法による規制の対象となっており,升,化学用体積計,目盛付きタンクおよび積算体積計に大別される。
[升]
 液体用,穀物用,雑用などがあり,これらをいっぱいに満たすか,上端に沿って平面にかきとり所定の体積を計量する。…

【度量衡】より

…その理念は,現代の国際単位系(SI)普及という企ての中に結実しつつあるが,度量衡の体系を十進法に整合させるというこの全世界的な事業は,中国での史上の成功とは対照的に,今日なお貫徹されているとはいえない。
【度量衡から計量へ】
 幕末期の日本では,国定標準器はなかったものの,尺と升(しよう)と貫とをもとにした度量衡の(基本的には十進法による)体系がいちおう整備され,当時の社会の要求を満たしてはいた。しかし,既述の狩谷の著書やその当時の尺度,枡の実態から判断する限りでは,正確な基準器に基づく単一の度量衡体系が整備されていたとはいえない。…

※「升」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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