トハリスタン(その他表記)Tokharistan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トハリスタン」の意味・わかりやすい解説

トハリスタン
Tokharistan

今日のアフガニスタン北部,アムダリア中流域をさす地名ペルシア語トハラ (トカラ) 人の土地を意味する。南北朝時代中国史書には吐火羅,玄奘の『大唐西域記』には覩貨邏の名でみえる。古来東西交通路の中心としてバクトリア,大月氏 (→月氏 ) ,クシャン朝などがこの地に栄えた。なお『大唐西域記』などによれば,タリム盆地東部にもトハラ人の土地があったことは確かであるが,これと上記トハリスタンと関係があるかどうかは不明である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む