百科事典マイペディア 「トリディマイト」の意味・わかりやすい解説 トリディマイト 組成がほぼ純粋なSiO2からなる鉱物で,石英,クリストバライトなどと多形。リンケイ(鱗珪)石,リン石英とも。α,βの2態あり,α型は常温〜117℃まで準安定で存在,β型は117℃以上で存在し870〜1470℃が安定温度である。α型は斜方晶系,硬度7,比重2.27。無色〜白。安山岩,石英粗面岩などの空洞に産出。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のトリディマイトの言及 【シリカ鉱物】より …化学組成SiO2で示される無水ケイ酸鉱物の総称で,天然には5種の鉱物として産出する。すなわち,石英,トリディマイトtridymite,クリストバライト,コーサイト,スティショバイトである。これらの中で,石英が最も普通な鉱物で,トリディマイトとクリストバライトは酸性火山岩中に産する。… ※「トリディマイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by