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鱗珪石 リンケイセキ

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デジタル大辞泉の解説

りん‐けいせき【××珪石】

二酸化珪素主成分とする鉱物。石英クリストバル石多形をなす。無色か白色で、低温型の単斜晶系と高温型の斜方晶系がある。火山岩中の晶洞などに産する。トリディマイト。鱗石英。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鱗珪石
りんけいせき
tridymite

珪酸(けいさん)鉱物の一種で、石英やクリストバル石などと同質異像の関係にある。火山岩、とくに安山岩やデイサイトのすきまや石基に産するほか、石質隕石(いんせき)の中にもまれに存在する。火山岩の空隙(くうげき)部では、無色透明ないし白濁した薄い六角板状結晶がみられることがある。このような結晶は、350℃以上の高温(1気圧の場合)で六方晶系の構造をもっているためできるのであるが、常温では外形はそのままで、結晶の内部は低温で安定な単斜晶系の構造に転位している。もろく、比重が小さいのが特徴である。日本では産地が多いが、とくに熊本市西区島崎の石神山のデイサイトの空隙部にフッ素エデン閃(せん)石や方解石とともに産するものは有名である。三連双晶、擬八面体をなすことが多いため、英名は、三つの双晶を意味するギリシア語に由来する。和名は外形と化学成分からつけられた。[松原 聰]

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