出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…洋上の長距離では,従来,双曲線航法,天文航法,等圧線航法や極地帯のグリッド航法などが用いられてきたが,短時間の正確な測定・算出には航空士の高い技術や熟練を必要とした。コンピューターを利用して航法諸元を即座に算出する自立(自蔵)航法としては当初,電波を機上から地表に発射し,反射してくる電波のドップラー効果による周波数変化から対地速度,飛行データを求めるドップラー航法が利用されたが,より性能のよい慣性航法装置の開発とともに,現在では慣性航法が長距離航法の主流となっている。また,本来,船を主体として開発されたオメガを航空機用にし,測定,計算をコンピューターで自動的に行い表示する新しい無線航法も一部ではすでに使われ始めている。…
※「ドップラー航法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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