ドミナートゥス(その他表記)dominatus

旺文社世界史事典 三訂版 「ドミナートゥス」の解説

ドミナートゥス
dominatus

3世紀末,古代ローマ帝国ディオクレティアヌス帝以後の政治制度。「専制君主政」と訳される
オクタヴィアヌス帝以来,皇帝の専制は確立していたが,なお共和政の制度は形式的に残っていた(プリンキパトゥス)。ディオクレティアヌスは,内乱武力によって鎮圧すると,官僚制度を支柱として宮廷儀礼や衣服称号などによりその神的な権威を確立,政治・経済・宗教などを統制,コンスタンティヌス帝がこれを完成した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む