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ドラジェ 〈フランス〉dragée

結婚式・ウェディング用語集の解説

ドラジェ

ドラジェとは、アーモンドの実をピンク、ブルー、白などの色とりどりの砂糖ペーストでコーティングしたフランスの祝い菓子のことをいいます。イタリアではコンフェッティと呼ばれますアーモンドはぶどうの房のようにたくさんの実がなることから、ヨーロッパでは子孫繁栄の象徴とされており、結婚式や誕生日などのお祝い事には欠かせないものとして、祝い事があるときにはみんなに配るというような習慣があります。結婚式では、「子宝に恵まれた幸せな人生を」願ってドラジェが用いられ、また二人の幸せを招待客の皆様におすそわけするという意味でドラジェをチュールなどに包んで配ります。その昔、ヨーロッパではお開きの際に、花嫁が自分のベールを切って包んだという話もあります。ドラジェの歴史はとても古く、イタリアのシシリー島でアーモンドを原料として作られたのが起源とされ、すでに紀元前177年には、ローマ貴族であるファビウス家において、結婚式や婚約式、子供の誕生の際などの内祝いとして、市民にドラジェが配られたという記録が残っています。その後、宮廷内の貴族たちの間で祝い菓子として盛んに使われるようになり、現在では世界的にポピュラーなお菓子となりました。フランス・ヴェルダンの薬剤師がアーモンドに砂糖と蜂蜜をかけた作ったものが、現在のハードコーティングのドラジェの原型とされます。

出典 ウェディングプリンセス結婚式・ウェディング用語集について 情報

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

ドラジェ【dragée(フランス)】

洋菓子の一種。ナッツやチョコレートなどに糖衣をかけたもの。代表的なものは、白・ピンク・淡い黄などのパステルカラーに着色した糖衣をアーモンドにかけたもので、一般的に「ドラジェ」というとこれをさすことが多い。◇アーモンドのドラジェは、ヨーロッパでは誕生・洗礼・婚約・結婚などの祝い菓子として用いる。日本でも、結婚披露宴でよく用いる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典内のドラジェの言及

【キャンディ】より

…フォンダン同様に,過飽和糖液から結晶を析出させて作る製品にボンボンがある。また,種々のキャンディやチョコレート,ナッツなどを芯にして,回転なべで加熱乾燥しながらその表面に砂糖液や粉糖で何層にも衣をつけて固めるものを掛け物といい,ゼリーを芯にしたゼリービンズ,アーモンドなどのナッツを用いるドラジェ,その他なめているうちに色が多様に変化するチャイナマーブルなどがこれに属する。シュガータブレット(錠菓)は,粉砕した砂糖に,香料,着色料,粘結剤を加えて加熱せずにそのまま圧縮成型したもので,水分が少なく,固くてもろい。…

【ボンボン】より

…日本では糖衣の中に洋酒の入ったウィスキーボンボンやリキュールボンボンが知られるが,ほかにもいろいろのものがある。例えば,砂糖と水でつくったシロップを煮つめて冷まし,白くなるまで練ったフォンダンfondantに洋酒,着色料などを加えて型に流し固めたものや,これにチョコレートをかぶせたものがあり,アーモンドなどのナッツ類に糖衣をかぶせたドラジェdragéeやゼリー菓子もボンボンに含まれる。【辻 静雄】。…

※「ドラジェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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