ドルガン族(読み)ドルガンぞく(その他表記)Dolgan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドルガン族」の意味・わかりやすい解説

ドルガン族
ドルガンぞく
Dolgan

ロシアの北極圏,クラスノヤルスク地方タイムイル地域の住民。人口約 6000。ヤクート語の一方言にあたるドルガン語を話す。宗教は表面的にはギリシア正教化されたが,近年まで古来のアニミズム的観念が強く,シャーマニズムとさまざまな呪物崇拝が残存していた。ドルガン族の起源には東方のレナ川,オレニョク川流域から移動してきたエベンキ族をはじめ,ヤクート族,エネツ族その他がかかわっている。かつてはトナカイ遊牧と狩猟の民であったが,今日では定着し,ソビエト連邦時代にはコルホーズ組織を有していた。

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世界大百科事典(旧版)内のドルガン族の言及

【タイミル半島】より

…山地は裸地が多いが周囲の低地はツンドラで,開発の手は及んでいない。全域がロシア連邦タイミル自治管区(別称,ドルガン・ネネツ自治管区)に属し,ロシア人のほか,ドルガン族(エベンキ族,ヤクート族系の民族で,ヤクート語のドルガン方言を使用する。人口約4900),ネネツ族,ガナサン族などが沿岸部にわずかに住む。…

【ヤクート語】より

…ロシア連邦内にいるヤクート族(36万5200人,1989年)の約95%の母語。もともとツングース族で,のちにヤクート語を話すようになったドルガン族も含めると,ヤクート語の話し手は31万7174人となる。サハ(ヤクート)共和国では,ヤクート族とドルガン族を合わせても40%弱で,ロシア人よりも少し少ない。…

※「ドルガン族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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