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ナラノヤエザクラ

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ナラノヤエザクラ

百人一首・伊勢大輔の歌に「古(いにしえ)の奈良の都八重桜」と詠まれるなど古くから有名だったが、大正時代東大寺・知足院で独立した一品種と確認され、国の天然記念物に指定された。花の直径は2・5~3センチと小ぶりで、奈良公園一帯に約1700本植えられている。奈良県の県花、奈良市の市花、市章でもある。

(2010-01-28 朝日新聞 朝刊 奈良1 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナラノヤエザクラ
ならのやえざくら / 奈良の八重桜
[学]Prunus leveilleana Koehne cv. Nara-Zakura

バラ科の落葉高木。奈良に古くから知られるカスミザクラ八重咲き品種。葉は倒卵状楕円(だえん)形で長さ9~12センチメートル、表面の脈上と葉柄に毛がある。4月下旬~5月、茶褐色を帯びた葉を出すとともに、径約3センチメートルの淡紅色花を開く。花弁は30~36枚、雌しべは1~2本あり、萼(がく)や小花柄に毛がある。奈良市雑司(ぞうし)町の知足(ちそく)院のものは国の天然記念物に指定されている。[小林義雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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