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ニアス島民 ニアスとうみんNias Islanders

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニアス島民
ニアスとうみん
Nias Islanders

インドネシア,スマトラ島北西部にあるニアス島の住民。言語はオーストロネシア語族に属する。ヤムいも,米,とうもろこし,タロいもをつくり,豚を飼育し,狩猟と漁労を行なっている。南部の村は数千人から成るが,他の地域の村は一般に平均 200~300人から成る。住居は高床式の大家屋で中央に広間があり,周囲の小部屋に数家族が居住する。父系出自集団 (氏族) があり,一夫多妻婚がしばしばみられる。結婚には,多くの祝宴,贈り物の交換が,婿側と嫁側でなされるが,特に婚資が重要である。伝統的な政治単位は村で,1つの親族集団から成ることもあるが,南部の大きい村はいくつかの組に分れ,各組はおもに1つの父系集団から成っている。社会は貴族,平民,奴隷の3階級に分れていた。宗教はアニミズム祖先崇拝に基づいており,キリスト教やイスラム教の改宗者もみられる。お歯黒,研歯,割礼などの習俗を有し,オランダ統治下で禁止されるまでは奴隷獲得と首狩りのための戦闘が盛んであった。

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