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ニトロプルシッドナトリウム sodium nitroprusside

世界大百科事典 第2版の解説

ニトロプルシッドナトリウム【sodium nitroprusside】

化学式Na2[Fe(CN)5NO]・2H2O。正式名はペンタシアノニトロシル鉄(III)酸ナトリウム。フェロシアン化カリウムと硝酸との反応によって得た液を炭酸ナトリウムで中和して得られる。ルビー色の斜方晶系結晶。比重1.71。16℃で水1lに400g溶ける。アルコールにも易溶。結晶としては安定であるが溶液中では不安定である。アルカリ性でアルカリ金属硫化物と反応して赤紫色錯体Na4[Fe(CN)5NOS]を生じる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のニトロプルシッドナトリウムの言及

【血圧降下薬】より

…血管系でもとくに細動脈での弛緩作用が強い。ニトロプルシッドナトリウムは,細動脈も静脈もともに弛緩させるが,静脈内への注入でのみ有効である。ベラパミール,ジルチアゼム,ニフェジピンなどカルシウム拮抗薬と呼ばれる薬物は,血管平滑筋細胞の収縮に必要なカルシウムイオンが細胞内に流入するのを抑えて血管拡張をひきおこすので,心臓の冠血管を広げて狭心症の治療に使われるが,最近は高血圧症にも使われるようになった。…

【シアノ鉄錯塩】より

…水溶液を硝酸と熱し,炭酸ナトリウムで中和すると赤色のペンタシアノニトロシル鉄(III)酸ナトリウムNa2[Fe(CN)5(NO)]・2M2Oが得られる。これはニトロプルシッドナトリウムともよばれ,S2-あるいはHSにより赤紫色を呈するので,これらの検出に使われる。ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体は安定でCNをほとんど解離しないので水溶液には毒性はないが,希硫酸と熱するとシアン化水素を生じ,濃硫酸では一酸化炭素を発生するので危険である。…

※「ニトロプルシッドナトリウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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