ネオ・グェルフ主義(英語表記)Neoguelfismo

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ネオ・グェルフ主義」の解説

ネオ・グェルフ主義(ネオ・グェルフしゅぎ)
Neoguelfismo

1830~40年代のイタリアに生じた自由主義カトリック運動。教皇を長とするイタリア連邦国家の形成を目標とし,ジョベルティ(V. Gioberti)の書『イタリア人の道徳文明の優越性』(1843年)がこの目標を理論化した。しかし46年教皇に即位したピウス9世は,教会の普遍主義とイタリアのナショナリズムとの結合は不可能であると宣言1848年の革命過程で運動は衰滅した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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