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ジョベルティ ジョベルティ Gioberti, Vincenzo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジョベルティ
ジョベルティ
Gioberti, Vincenzo

[生]1801.4.5. トリノ
[没]1852.11.26. パリ
イタリアの哲学者,政治家。マッツィーニ青年イタリア党に関係したため国外に亡命 (1833~45) 。その間に『イタリア人の道徳的,市民的特質』 Del Primato morale e civile degli Italiani (43) などの著作により,カトリックを土台にしたヨーロッパ統一を主張。

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百科事典マイペディアの解説

ジョベルティ

イタリアの哲学者,政治家。リソルジメント運動のなかでサルデーニャ王を補佐し,首相(1848年),駐フランス大使などを歴任した。全イタリアの統一を願う立場から,哲学とカトリック教義との統一,政治的自由主義と教皇制との調和をはかるネオ・ゲルフィズモを唱えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジョベルティ【Vincenzo Gioberti】

1801‐52
イタリアの思想家,政治家。リソルジメント運動の中で,リベラルな教皇を核とするイタリア統一プログラム(ネオ・ゲルフィズモ)を提唱する。教皇ピウス9世の即位(1846)後,このプログラムは影響力を強め,ジョベルティサルデーニャ王国の首相を務める(1848)。だが,ネオ・ゲルフィズモの政治的神話性は1848‐49年の過程で明白になり,彼自身もピエモンテ中心の統一派となる。【柴野 均】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジョベルティ
じょべるてぃ
Vincenzo Gioberti
(1801―1852)

イタリアの哲学者、政治家。生地トリノの宮廷付き司祭として、神学研究に励む一方、政治活動にも参加する。自由主義的・共和主義的思想のため、パリ、ブリュッセルなどで亡命の生活を送り、その間に『哲学研究入門』(1840)や、イタリアのリソルジメント(統一)に大きな精神的・政治的影響を与えた『イタリア人の倫理的、市民的優位について』(1843)など多くの著書を著した。1848年イタリアに帰り内閣に参与するが、政治的状況から翌1849年改めてパリに亡命、余生を哲学や政治に関する著述活動に捧(ささ)げた。その成果が『啓示の哲学』(1856)、『教会のカトリック的改革について』(1856)、『プロトロジア』(1857)などとして死後出版された。ロスミーニ・セルバーチとともに19世紀イタリアのキリスト教的唯心論の代表者として、感覚論に反対するが、同時にロスミーニを心理主義として批判し、自分の立場を本体論主義とよんだ。人間のあらゆる認識の根源たる直観において現れる絶対的・永遠的真理たるイデアは、理念的・可能的存在ではなく、現実的・絶対的存在たる実有(エンテ)、すなわち神自身であるとする。人間は知的活動において、「実有は存在者を創造する」のをみることができるとともに、自由な倫理的活動によって、「存在者は実有に帰る」という理念を成就(じょうじゅ)することができると考える。[大谷啓治]

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世界大百科事典内のジョベルティの言及

【リソルジメント】より

…また1839年以降,イタリア全土の科学者会議が毎年開催され,社会問題や科学技術を論じながら近代化の課題が検討された。これらを推進したのは穏健自由主義者であったが,43年にV.ジョベルティが発表した《イタリア人の道徳的・文化的優越》という書は,これらの動きと結びついて一時もてはやされた。ジョベルティの書はイタリアのナショナルな運動とカトリシズムとの調和を図ろうとする性格をもち,イタリア文化の一部に根づいているネオゲルフィズムneoguelphism(教皇の保護のもとでのイタリアの自由と独立という思想)を表明したものであった。…

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