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ネメシアヌス Nemesianus, Marcus Aurelius Olympius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネメシアヌス
Nemesianus, Marcus Aurelius Olympius

3世紀後半のローマの詩人。カルタゴの出身。4編の牧歌から成る『詩選』 Eclogae,未完の教訓詩『狩猟』 Cynegetica,および『捕鳥について』 De Aucupioの断片が伝わる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ネメシアヌス
ねめしあぬす
Marcus Aurelius Olympius Nemesianus

生没年不詳。古代ローマの叙事詩人。カルタゴ出身。3世紀末の作と推定される四編の『牧歌』、未完の教訓詩『狩猟』および『鳥猟』の断片28行が伝えられている。『牧歌』は全編で319行と短く、先輩ウェルギリウスやカルプルニウスの影響を強く受けつつも、この詩人独自の資質をも示している。『狩猟』は序102行と狩りの準備の部分223行までで終わっている。[土岐正策]

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世界大百科事典内のネメシアヌスの言及

【ラテン文学】より


[帝政後期と中世初頭(3~7世紀)]
 〈白銀時代〉が2世紀前半に終わり,その後約200年間ラテン文学史に空白が生じたのは,帝国内にギリシア・ルネサンスの運動が興って,知識階級が帝国の西部でさえギリシア語で執筆したからである。ゲリウス以後の2世紀の間に,かろうじて名指すに値するラテン作家は,3世紀中葉の牧歌詩人ネメシアヌスNemesianusくらいである。 しかし3世紀はキリスト教ラテン作家の台頭期である。…

※「ネメシアヌス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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