ノビレス(その他表記)nobiles

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ノビレス」の解説

ノビレス
nobiles

ローマ共和政期の名門出身の支配者たち。原意は「著名な」「顕著な」という形容句。元来ローマでは貴族権力を独占していたが,前4世紀から平民上層の役割が高まって,身分間の闘争をへて平民に最高公職コンスル就任の道が開けた。平民上層が貴族と一体化して,名誉ある地位を独占することとなり,彼らが属す家門をノビレスと呼ぶようになった。彼らは土地所有やクリエンテスという従属者を擁し,ローマの支配拡大を指揮した。クラウディウス氏やスキピオ家が代表的。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ノビレス」の解説

ノビレス
nobiles

古代ローマの新貴族層。官職貴族。ノビリタス(nobilitas)ともいう
共和政後期には,富裕で有力なプレブス(平民)と一部の有力パトリキ(貴族)が結んで政権を握り,彼らの家系だけで元老院や高級官職を独占する新しい閥族を構成する新貴族層が成立した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む