山川 世界史小辞典 改訂新版 「ノヴゴロド」の解説
ノヴゴロド
Novgorod
ロシア最古の都市の一つ。イリメン湖畔にある。9世紀以来中世商業路の要衝。1136~1478年,ノヴゴロド共和国の首都。14~15世紀にはウラル山脈に達する広大な領域を支配していた。ここでは民会が最高権威を持ち,裁判権を有し,公および役人を任免したが,これを実際に指導したのは大商人や貴族たちであったから,しばしば人民蜂起もみられた。15世紀にモスクワ大公国に合併された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報