ノーチラス(その他表記)Nautilus

デジタル大辞泉 「ノーチラス」の意味・読み・例文・類語

ノーチラス(Nautilus)

米国の民間軍事問題研究機関。極東・太平洋地域の米軍核戦略調査で知られる。本部マサチューセッツ州レベレット。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノーチラス」の意味・わかりやすい解説

ノーチラス
Nautilus

(1) 1800年に R.フルトンがフランスで建造した潜航艇名。ラテン語で「小さな船」の意。葉巻型で,木造の上に鉄板を張り,水上帆走,潜航中は手動スクリューで推進。当時では最も進んでいたが,フランス海軍は「紳士的でない」として購入しなかった。 (2) その後,84年にイギリス人 A.キャンベル,J.アッシュによってバッテリー使用の電動潜水艦『ノーチラス』が発明され,86年に建造された。 (3) J.ベルヌの小説『海底2万マイル』 (1870) に登場する潜水艦名。 (4) 1955年1月に原子力で初めて航行に成功したアメリカの原子力潜水艦。 20kn以上の水中速度で航行でき,乗組員の体力や食料が続くかぎり,ほとんど永久に潜航できる。 58年ハワイのパールハーバーから北極海を史上初めて潜航,イギリスのポートランドに達した。 79年老朽化により退役

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