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ハイリゲンシュタット Heiligenstadt

デジタル大辞泉の解説

ハイリゲンシュタット(Heiligenstadt)

オーストリアの首都、ウィーン北部の町。作曲家ベートーベン難聴を苦に自殺を決意して弟に宛てて書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」で広く知られる地名。ベートーベンが住んだ家や交響曲第6番「田園」の構想を練った散策路をはじめ、ゆかりの場所が多い。

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世界の観光地名がわかる事典の解説

ハイリゲンシュタット【ハイリゲンシュタット】
Heiligenstadt

オーストリアの首都ウィーンの南東郊外にある閑静な村。ウィーン市街からは市電で20~30分ほどの場所にある。1802年5月から、難聴とジュリエッタ・グイチャルディとの恋の破綻に苦しんでいた31歳のベートーベン(1770~1827年)がこの村に滞在し、甥のカールと弟のヨハンに宛てた同年10月6日と10日付の2通の遺書(ハイリゲンシュタットの遺書、Heiligenstädter Testament)を書いた。しかし、彼はこの遺書を書いたのち、絶望を克服し、「交響曲第2番二長調」、「ピアノ協奏曲第3番ハ短調」、「ロマンス・ト長調」を完成させ、翌1803年には「交響曲第3番英雄」の作曲に着手している。この遺書は彼の生前、2人の手に渡ることはなく、彼の死後に発見された。この遺書を書いた家が、ベートーベン記念館(ハイリゲンシュタット遺書の家)として公開されていて、その遺書や楽譜や彼の使ったピアノが展示されている。また、近くには「交響曲第6番田園」の着想を得たといわれる小川の小径「ベートーベンガング」(Beethovengang)がある。

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