楽想(読み)ガクソウ(その他表記)musikalische Gedanken

デジタル大辞泉 「楽想」の意味・読み・例文・類語

がく‐そう〔‐サウ〕【楽想】

音楽で表現しようとする作曲者の意図楽曲主題、また構想

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精選版 日本国語大辞典 「楽想」の意味・読み・例文・類語

がく‐そう‥サウ【楽想】

  1. 〘 名詞 〙 作曲者が楽曲に表わしたいと思う音楽上の主題やイメージ。楽曲の構想。〔音楽字典(1909)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楽想」の意味・わかりやすい解説

楽想
がくそう
musikalische Gedanken

音楽創造の過程において,作曲者の心に起る音楽的感興。単に漠然とした曲全体雰囲気である場合もあり,またありありと旋律部分あるいは全体が浮ぶ場合もある。その内容長短,完結度は個人によって異なる。ベートーベンの場合は,まず主題的な断片が浮び,それを慎重に処理構成していったといわれ,またモーツァルトは,曲全体を聞くことができたという。

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