ハナキリン(花麒麟)(読み)ハナキリン(英語表記)Euphorbia splendens; crown of thorns

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナキリン(花麒麟)」の意味・わかりやすい解説

ハナキリン(花麒麟)
ハナキリン
Euphorbia splendens; crown of thorns

トウダイグサ科の多肉植物で,観賞用に栽培される。原産マダガスカル島であるが 19世紀にヨーロッパへ紹介され,日本にも大正年間にもたらされた。高さ1~2mの低木状で,肌はやや角張り,緑褐色で平滑である。傷つけると白い乳液を出す。葉は分枝した枝の上部だけにつき,緑色で質が薄く,長さ3~5cmのへら形をしている。花は枝分れした花序につき,2枚の鮮かな赤色包葉が目立つ。この包葉に抱かれるように小さな雌花雄花があり,トウダイグサ属独特の杯状花序をなしている。

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