ドイツの劇作家レッシングの演劇評論集。1767年4月に創設されたハンブルク国民劇場の文芸部員となったレッシングが、同年5月~69年3月に発表。全104節。初めは劇団機関誌連載の劇評の形をとったが、回を追うにしたがい、作品・俳優評を超えた戯曲・演技論の色を濃くしていき、第50節以降はもっぱら演劇の本質にかかわる理論的解明に力点が置かれた。とくに誇張を排した自然で人間的な演技を説き、フランス古典主義演劇を否定してシェークスピア劇を推奨し、またアリストテレスの悲劇論を再解釈するなど、ドイツ演劇の革新と国民演劇の樹立に大きな役割を果たした。
[大島 勉]
『奥住綱男訳『ハンブルク演劇論』全二冊(1972・現代思潮社)』
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...
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