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ハーフィンダール指数 ハーフィンダールしすうHerfindahl index

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハーフィンダール指数
ハーフィンダールしすう
Herfindahl index

ハーシュマン=ハーフィンダール指数ともいう。累積集中度の欠点を補足するための指数。一つの産業における生産額または売上額がどの程度特定少数企業に集中しているかを示す指標として集中度がよく使われるが,これによると各個別企業の分布の状態が無視されるため,この点を改良するものとして考案された指数。たとえば企業数5のA,B2種類の産業があり,Aは1社が 80%,残り4社が各5%の集中度をもち,Bは各社平等に 20%ずつの集中度をもつ場合,A,Bのハーフィンダール指数はそれぞれ 0.65,0.20である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハーフィンダール指数
はーふぃんだーるしすう
Herfindahl index number

市場集中度を示す指標の一つ。従来の集中度は、たとえば上位3社ないし5社の占有率の累積集中度で示されていたが、これは業種間比較のときに、くぎりの違いで集中度の評価が逆転することがあり、かといってくぎりを一定にすれば、ある業種の集中の特性が出てこなくなるという欠点があった。この点を改良したのがハーフィンダール指数であり、業種の各企業の占有率を2乗して累積するものである。たとえば、1983年(昭和58)の日本の粗鋼と食料油の生産量の上位3社累積集中度はともに50.1%であるが、ハーフィンダール指数は0.102と0.087で、粗鋼の集中度のほうが高い。また上位5社の累積集中度では67.1%と68.4%で、食料油のほうが高いが、同指数では0.117と0.104で、やはり粗鋼のほうが高い。このように、3社、5社というくぎりを超えて集中度の判定(粗鋼のほうが高い)ができるのが、ハーフィンダール指数の利点である。[一杉哲也]

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